テキスト ボックス: 地域医療の発展のためにいまできることテキスト ボックス: 発行 県立小出病院テキスト ボックス: 県立小出病院テキスト ボックス: 平成21年6月1日(月)テキスト ボックス: 第72号テキスト ボックス: 小出病院だよりテキスト ボックス:  いつも小出病院をご支援いただきありがとうございます.小出病院は、地域医療のさらなる充実と発展のために、地域の皆さまと協力を進め、いわゆる地域医療連携を強化することを今年度の目標といたしました。 検診からの受け入れ、病診連携、高度医療機器の共有、福祉へのスムースな移行など、これまで以上に病院を利用しやすく、この小出郷の地域での医療福祉の完結度を上げたいと考えております。
 
 魚沼地区は2015年に、高度救急機能を提供するための基幹病院が作られ、これを中心として魚沼全体の地域医療は再編成されます。 再編成後に魚沼がより住みよい地域になり、この医療再編が地域の活性化につながるために、いま私たちがなすべきことは何でしょうか? それは2015年に向けて、地域で貯金をしておくことです。 高度医療に対応できるための人材・機能は病院を中心にこれを保全・育成・強化し、あるいは適切な時期に外部からこれを招へいすることです。 高度医療への貯金は県の政策でもあります。

 一方、高度医療に多くの医療資源が集約化されるなか、地元小出郷の住民の日常的医療・安定期そして福祉を支える医療も、再編後に安心して提供できる仕組みを作っておかなければ、地元にとって医療再編成はアクセスの悪化に終わってしまいます。 わたしたちは2015年のために地域医療のための貯金をしておかなければなりません。それは、限られた資源が互いに協力し、役割を分担しつつ、互いに補完しあうという、地域医療連携の仕組みを作りあげていくことです。テキスト ボックス:  入院が必要だったり、高度医療機器による判定が必要だったりするときは病院に任せてください。一方、普段の生活のなかで慢性疾患を持ちながらの生活を支える、介護保険を活用して障害を持ちながら生活する、あるいは静かに経過を見守るといった、家庭のなか・日常生活のなかで提供する医療介護は、かかりつけの診療所や訪問看護事業所、在宅介護事業所が、これを担うのであり、これは地域の医療システムそのものであります。

 2015年には、基幹病院を中心とした広域ネットワークとともに、魚沼地域保健医療センターを中心とした地域ネットワークが機能しなければなりません。 いずれIT技術によるオンラインネットワークが導入されるでしょうが、ハードを活かすも殺すもソフト次第です。 この小出郷の地に、人のネットワークを貯金しておきましょう。

 そしてなにより、地域医療を守るためには、住民自身が医療連携の中心になり、自らの責任を果たすことです。 住民の責任とは、自分と家族の健康管理であり、地域医療資源の適正使用です。自分を守り、地域のために医療を大切に使う。 このことができる住民がいる地域の医療は必ず保たれます。 一人ひとりが地域の貴重な医療資源として、健康と地域医療のノウハウを少しずつ貯金していく。 2015年に向けて、これが最も大きな地域医療資源の貯金になります。 

 地域の医療を守るため、みなさんのご協力をお願いする次第です。 今年度も小出病院をよろしくお願いいたします。テキスト ボックス: 946−0001
新潟県魚沼市日渡新田34テキスト ボックス: 病院長 布施克也